ホームページの制作は、小売業や製造業などと違って仕入れや材料費というものがほとんど存在しません。極端な話、パソコンさえあれば会社のホームページが作れてしまいます。
したがって、フリーでホームページ制作の受注をしているケースなどでは、自分だけで自由に価格の設定ができるため、安価な価格設定も可能になります。しかし、会社組織になるとそこで働く複数のスタッフの給料を稼がなくてはいけないため、ホームページの制作費用はある程度高く設定しなくてはいけません。
そればかりではなく、ホームページ制作の作業工程が多くなり、デザイナーやコーダー、ディレクターなどの人手が多くなるほど、製作費用を高くしなくてはいけません。
ホームページの制作費は、それを作る工程やどのくらいの人がどのくらいの日にちをかけて制作するかによって変わります。
ホームページの制作といっても、各社で工程はバラバラです。クライアントと打ち合わせをしてすぐに作業に取り掛かる会社もあれば、打ち合わせ後にワイヤーフレーム（下書き）を作成したり、その前に競合調査や市場調査を行ったりする会社もあります。
ホームページを制作するための工程が多くなればなるほど、製作費用は高くなります。
制作費用が安い会社に依頼してはいけないのか？という疑問については、依頼する側がホームページに何を求めるかによって答えは変わってきます。
ホームページをただ名刺代わりに使用したいだけで他に目的がないなら、大金をかけて制作してもらう必要はありません。
ホームページで集客したり売上アップしたりしたいなら、調査やヒアリング、戦略などを考えていく必要があるため、そういった工程を含んだ制作会社に依頼した方がよいため、ある程度の費用がかかることを覚悟しなくてはいけません。